近年、親と同居して暮らしている家庭は少なくなってきています。
親と離れて暮らしているけど、親に介護が必要になったらどうしようと不安に思っている方も多いのではないでしょうか?
家族形態別にみた65歳以上の高齢者の割合を見てみると、65歳以上の高齢者のいる世帯は増え続けており、平成26年では全世帯の46.7%を占める状況です。
又、65歳以上の高齢者について子どもとの同居率をみると40.6%、単独世帯、夫婦のみの世帯は55.4%です。このように半数以上が独居、夫婦のみで暮らしている状況です。
下図(平成28年版高齢社会白書より)を見ると、65歳以上の高齢者で子どもと同居している世帯が減ってきているのがわかります。
遠距離介護に備えて、今からできることは準備しておいた方が安心です。
遠距離介護に備えるポイント
①介護保険制度を理解する。
②介護が必要になった時の相談先を事前に確認しておく。
(親の住んでいる地域の地域包括センターなど)
③ご近所さん、民生委員、町内会長さんなど、地域での相談先を確保する。
④家族で介護が必要になった場合について事前に相談をしておく。
⑤会社で活用できる制度を調べておく。(介護休業、介護休暇等)
ポイントをあげるとキリがありませんが、せめて上記のポイントは押さえておくといいでしょう。
親の介護が必要になった時に、慌てて仕事をやめることにならないように事前に備えておくことで介護離職などの防止に繋がるのではないかと思います。