金沢ボランティア大学での学習(ボランティアが担う役割)

1月20日(金)金沢ボランティア大学障害福祉コースの第22回目の講義がありました。

 

講師:横山壽一氏(佛教大学社会福祉学部教授)

内容:ボランティアが担う役割

 

1.現代社会とボランティア

 

私たちは様々な関わり合い、支え合いの中で生きている

・ボランティアの最も重要な特徴は自発的行為であること

・自発的行為とは、他社に対して「ひらく」行為

・共感をもとに自分をひらく行為によって作り出される関係は家族とも、友人、知人とも違う独自の関係

 

ボランティアは他者に対して関心を持ち共感する。他人事としてではなく、自分事として受け止め対応する。

上下関係も強者、弱者の関係もない対等で平等な関係である。

 

2.福祉制度とボランティアの役割

 

制度を知らせ、制度へつなぐ役割

制度を使いよいものにしていく役割

制度がなくて行政では対応できないことを担う役割

 

ボランティアとして福祉制度を理解して、知らない人に伝える役割、ボランティアとして関わる中で使い勝手の悪いところや要望を利用者の代わりに発信していく役割。制度がまだないものはまずボランティアがその役割を担う。

 

3.地域におけるボランティアの役割

 

・地域は支え合いを必要としている

・地域の支え合いは、自発的行為によって成り立っている

・地域の支え合いを、かげで支えたり、よりよいものにしていく役割

 

多くの人が関わり、自発的に協力することで、その地域は住みやすい地域になる

民生委員や福祉推進委員と協力し、手助けする。

 

ボランティアには無限の可能性とエネルギーがある。同時に限界もあり、行政や企業の力を借り、協力していくことも必要。そのためにも社会の仕組みや地域の様子、制度の内容について知っておく必要があり、知ることで活動の可能性がさらに広がっていく。

 

実際にボランティアとして活動をしていると、行政の制度だけでは不都合な点もあり、ボランティアを必要としている人たちと関わることが多くあります。その方たちの声を拾って、行政や企業に声を上げていくことでより多くの方の手助けになることが出来ることがわかりました。

今回学んだことを活かして、これからもボランティア活動に携わっていきたいと思いました。