平成28年10月21日(金)
金沢ボランティア大学障害福祉コースの第16回目の講義がありました。
内 容:就労移行支援の現場から~私たちができる事~
講 師:中山 肇氏(リエゾン代表)
1.日本の障がい者社会参加(就労)の歴史
・日本で最初の障がい者は恵比須様
・インクルージョンとは:すべての人々が多様な個性をもって、自分らしく社会と組織に参加し、最大限に力を活かす。
・障がい者福祉サービス
介護給付:生活する際の介護が必要な人
訓練等給付:働くための訓練をする人
地域生活支援事業:市町が地域の状況にあわせて実施するサービス
・訓練等給付
就労継続支援:会社で働くことが困難な人が支援を受けながら働く場
就労移行支援:会社で働く力を付ける
2.就労移行支援サービス事業所リエゾンの実践
・訓練支援プログラム:アセスメントツールの活用、作業のデータ管理により企業に就職する際の説得力につながる。
・施設外就労:実際の企業で仕事を体験し、環境のアセスメントを行う。個々人に応じて適した仕事をしてもらうことで継続につながる。
・プロボノ:プロ(各分野の専門家)がボランティアとして来て知識・スキルなどを教えてくれる仕組みがある。
・障がい者就労支援に必要なこと
アセスメント・モニタリング:自己理解を深める
ジョブマッチング:自分の働きやすい環境を探す、慣れる
仕事定着・フォローアップ:働き続ける支援
3.社会・企業目線での障がい者の就労
なぜ企業は障がい者を雇用しないのか?や企業が障がい者を雇用する動機や障がい者に関する制度などの説明を受けました。
4.まとめ
就労移行事業サービスの個性
・福祉支援の仕方の違い
自分でできる事を増やす
・サービス利用者の満足度と支援者のミッション
支援員や事業者の評価は目先ではなく将来
講義を通し就労移行支援とはどういうものかについて、理解が深まりました。とても分かりやすい講義で大変勉強になりました。
金沢ボランティア大学では11月13日(日)に
フェスタ2016が開催されます。
障害福祉コースでもフェスタに向けていろいろ準備しています。
この日は講義の後で、生徒数人とルキーナさんに行って展示する福祉用具を見に行って、貸し出しの手続きをしてきました。
その後で、お茶をしようという話になって、数人で近くの謎屋珈琲店に行っていろいろと話をしました。
生徒同士の交流も深まり、有意義な一日になりました。