8月19日(金)
金沢ボランティア大学(障害福祉コース)の第9回目の講義がありました。
講師:井上 明浩教授(金沢星稜大学 人間科学部 スポーツ学科)
内容:障害者スポーツとボランティア
井上教授は大学でスポーツ科学に関する講義を行いながらボランティア活動にも積極的に携わっておられ、障がい者スポーツについていろいろなお話をして頂きました。
大学での活動内容や、これまでのスポーツへの関わりなど、とても楽しくお話して頂きました。
現代社会におけるスポーツへの期待
豊かな人間性の育成(コミュニケーション能力、リーダーシップの育成)
健康保持増進と疾病予防による医療費・介護費の抑制
明るく活力ある社会づくり。地域コミュニティの再生、新しい公共への貢献
国際交流と相互理解促進など
現状日本では障がい者スポーツの認知度はまだまだ高くありませんが、欧米などでは多くの観客が集まるそうです。
障がい者スポーツを実際に見てみると、いろいろな駆け引きがあったり、迫力もあって素晴らしいとのお話でした。
主な障がい者スポーツの大会
①パラリンピック
パラリンピックの原点は、第二次世界大戦後にリハビリの一環として取り入れられたスポーツ。
当時脊髄損傷科長であったグットマン博士が、1948年ロンドンオリンピックの開会式の日に病院内でスポーツ大会を開催、これがパラリンピックの原点となり、1952年に国際大会(国際ストーク・マンデビル大会)へと発展した。
②デフリンピック
身体障がい者のオリンピック(パラリンピック)に対し、「デフリンピック」は、ろう者のオリンピックとして、夏季大会は1924年にフランスで、冬季大会は1949年にオーストリアで初めて開催されている。
障がい当事者であるろう者自身が運営する、ろう者のための国際的なスポーツ大会で、また参加者が国際手話によるコミュニケーションで友好をを深められるところに大きな特徴がある。
③スペシャルオリンピックス
スペシャルオリンピックス(SO)とは、知的発達障害のある人たちに、オリンピック種目に準じた様々な競技の継続的なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を抵抗し、知的発達障害のある人の社会参加を応援する国際的な活動。
私も今年ボランティアとして、県の障害者スポーツ大会に参加しました。
私が所属するボランティア団体(アイサポート白山)から参加者の移動支援のお手伝いをさせて頂きました。
サウンドテーブルテニスの試合を見ましたが、駆け引きがあってとても面白そうでした。
もっと障がい者スポーツの認知度が上がり、理解が進めばいいなと思います。