7月29日(金)
今日はボランティア大学での第8回目の講義がありました。
講師:米島 芳文氏(石川県視覚障害者協会 理事長)
岡野 テヅヨ氏(点字出版職員)
内容:音声訳ボランティアと点字紹介
視覚障がい者に対するコミュニケーション支援での配慮
1.点字の使用
点字を書く
点字器(1000円くらい)、点字タイプライター(13万円くらい)、点字プリンター(300万円くらい)
点字を読む
点字用紙、点字ディスプレイ、音声パソコン
機械の値段や用途などを説明して頂きました。
点字は右から左に書いて、左から右に読むなど基本的なことを教えていただきました。
2.拡大文字の使用
拡大文字の提供 16ptゴシック体をよく使用する。明朝体は文字の横線が細いのだそうです。
※白い用紙が眩しいと感じる場合は配慮が必要
文字を拡大して読む 拡大鏡、拡大読書器を使用する。
※白黒反転が有効な場合、拡大読書器を使用する。
3.情報機器の活用
録音機器の使用 カセットレコーダー、ICレコーダー
音声パソコンの使用 文字の読み・書き、メールの送受信、ホームページの閲覧
※音声読み上げソフトをインストールして使用する。
4.代読・代筆サービス
書類の代読・代筆が必要な機会 医療機関、金融機関、行政窓口など
5.その他
音訳はなまらない。正しいアクセントで読む、間を整える。
点字は学術書などは向いているが、読み物(雑誌など)は音訳が向いているそうです。点字図書と音訳図書を使い分ける。それぞれ良さがある。
講義中に初めて点字機を使って、自分の名前を書いてみました。
うまく書けたか、理事長さんに点字を読んでもらって、正しく書けていた時は嬉しかったです。自分で読んでみようとしましたが、全くわかりませんでした。
点字ボランティアや音訳ボランティアの大変さを体感することができました。
実際に点字機を使ってみると、ボランティアとして活動するには訓練が必要だというのもよくわかりました。
今回の講義も貴重な体験が出来て、とても勉強になりました。